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2005~2009年度
アフラシア平和開発研究センターのサイト

目的・特色

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目的

従来の紛争解決においては、合理的経済人をモデルにした欧米的な紛争解決理論や政治・国際関係思想が主流におかれていました。近年、開発や経済政策の分野では、ローカルな人々の参加を基礎とする参加型プロジェクトが提唱され、紛争解決には、ローカルで社会的・文化的なミクロの視点の重要性を認識した理論・政策が必要と考えられています。アフラシア多文化社会研究センターを研究拠点とするプロジェクトでは、アフラシア平和開発研究センターの理念を受け継ぎながら、これまで移民論や国際関係とあまり結びつけられてこなかったコミュニケーション研究や言語政策研究を新たに取り入れることによって、複雑で多面的な紛争和解および多文化社会実現の可能性についての更なる解明を進めます。

特色

“対話”の重要性に注目する

本研究プロジェクトでは、当事者間における暴力的な関係からの脱却としての紛争解決から、長期的な安定的関係へと向かう紛争和解と多文化社会の実現を研究の中心とし、このプロセスにおける“対話”の重要性に注目します。紛争当事者が、解決から和解にかけての道を共に歩むためには、“対話”が成立し、意思疎通ができる公共空間を生み出す必要があります。その礎を築くのは、コミュニケーション、言語教育政策、言語政策およびそれらを通して生まれる“対話”の可能性です。このようなメカニズムを明らかにするためには、人の移動にともない常に変化する社会・文化的なミクロレベルの現象と、恒常的に固定化・制度化しようとするマクロレベルの政治経済制度との関係の中で、共通の目標を設定し歩み寄るための理論的・実証的研究が必要となります。

紛争の環境的・社会的・文化的・構造的な側面にも焦点をあてる

紛争を、国家、エスニシティー、文化、思想などを包含するものとして広く捉え、紛争の暴力的な側面とともに環境的・社会的・文化的・構造的な側面にも焦点を当てた研究を行います。これは、人の移動にともなう文化的・社会的変容と政治経済的制度との関係を“対話”という視点から分析していく中で必然的に包含されることになり、それによって紛争の物理的・暴力的な「目に見える」側面と、経済的・社会的・文化的な「目に見えない」側面からの包括的な研究を進めることが可能となります。多文化社会の実現は、こうした多面的な要因によって阻害されており、各々の阻害要因の調査をした上でそれらを乗り越えるための政策が求められています。したがって本プロジェクトでは、紛争の目に見えない側面を浮かび上がらせ、和解および多文化社会への道を開くための公共空間の創造、すなわち国家・地域レベルにおける“対話”の可能性の構築のための条件を提示することを試みます。