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3班の活動

第3班2013年度国内ワークショップを開催しました。

3班の活動
2014/01/09

2013年度第3班国内ワークショップ

 

Japanese Education in a Post-multicultural World: Emphasizing Cultural or Socio-economic Perspectives?

 

開催場所: 龍谷大学瀬田学舎智光館103・104共同研究室

日時: 2013年10月8日

 

2012年10月17日(木)、瀬田学舎智光館103・104共同研究室において3班の国内ワークショップが開催された。報告者として岡田昭人氏(東京外国語大学)、ロバート・アスピノール氏(滋賀大学)、ベバリーアン・ヤマモト氏(大阪大学)、ディヴィット・ウィリス氏(フィールディング大学院大学)を招聘した。また、今回のワークショップを企画した3班班長ウィリアム・ブラドリー氏(龍谷大学)、ジェレミー・ラプレー氏(京都大学)が討論者として参加した。

 

 

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まず初めに、ブラドリー氏(3班班長)は、グローバル化が進み、多文化社会も変化していく中で、各国の社会経済の政策転換や異文化理解について、日本の教育はどのように向き合って来たのかについて参加者に問いかけた。そして今回のワークショップでは、ポスト多文化社会における日本の多文化教育に注目し、日本の多文化教育の文化・政治・教育機会の平等に焦点を当てながらそれらの諸問題も検証し、更に日本の多文化教育について「再考」することが目的であると指摘した。

 

 

 

 

続いて各報告者によるプレゼンテーションが行われた。

 

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岡田昭人氏(東京外国語大学)は、戦後日本の教育政策と現在までの変遷について分析した。1960-1970年代に西洋で展開された教育の機会均等は、日本では1990年代になってからであった。岡田氏は日本と他国との機会均等を比較し、遅れている日本の多文化教育の課題に言及した。更に近年の教育政策にも注目して報告した。具体的には中央教育審議会の提言に着目し、ここでの多文化教育推進の背景には、新自由主義や新自由主義政策と日本の多文化教育との関連があることを指摘した。そして日本の多文化教育全般を概観した上で、中等教育における教育機会の均等の原則が担保されていない点を明らかにした。

 

 

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ロバート・アスピノール氏(滋賀大学)は、日本における外国語教育(主として英語)に注目して報告を行った。一見すると日本の外国語教育のシステムは成功したかに見える。しかし、英語教育の現状は問題が多い。文法に特化した英語教育、英語教師の教育プログラムの一元化、英語を教える側と学ぶ側の英語に対する認識の相違、英語の試験問題の偏った出題傾向等である。現在日本の英語教育は危機的状況にある中で、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの4要素を同時期に行うこと、英語の教育方法を生徒や学生のニーズ(対話の実践等)に改善すること、そして入試問題の早期見直しを行うことを提言した。

 

 

 

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ベバリーアン・ヤマモト氏(大阪大学)は、IBDPに注目して報告を行った。IBDPは国際バカロレア機構による国際的教育プログラムで、所定の条件を満たせば海外100か国、推定20000校以上の大学へ出願することができるプログラムである。ヤマモト氏はまずIBを推進する理由として、「グローバル人材の育成」と「人材流動性の向上」の側面から説明を加えた。また、現在まで語られているグローバル人材の3つの要素 ①語学能力 ②積極性・協調性・柔軟性 ③異文化・日本文化の理解 を紹介した。最後に、グローバル社会が与える日本の教育への影響について言及した。ヤマモト氏はこれについて懐疑的であると指摘し、逆に現在の日本の中等教育政策はトップダウンで決定されるため、IBプログラムの推進自体がこれらのトップダウンによる教育政策を転換する可能性もあると指摘した。

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