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1班の活動

第1班2013年度第3回研究会を開催しました。

1班の活動
2014/01/19

2013年度 第1班 第3回研究会

 

Regional Development and Social Entrepreneurship in the Philippines: Turning Migration Strategy on Its Head
 報告者:池田・マリア・マカベンタ(兵庫県立大学准教授)


International Migration Regimes and Human Security
 報告者:アイスン・ウヤル(同志社大学助教)

 

コメンテーター:マルージャ・アシス(スカラブリニ移民研究センター)

開催日:2014年1月13日(月)
会場 :龍谷大学 瀬田キャンパス 智光館B103-104研究室、フィリピン大学

再びフィリピン大学と共催となった第3回研究会では、第1班より池田マリア氏とアイスン・ウヤル氏の2名が報告をおこなった。

 

池田氏はフィリピン人移民労働者とフィリピンの地域発展との関係をとりあげ、社会的起業活動(social entrepreneurship)がその両者をつなぐ役割を果たしていると報告した。移民労働者は彼ら自身がフィリピンに戻る場合にも、または残された家族への送金という形でも、地方都市の発展にとっての重要な協力者となりうる。そして移民の持つ資源をコミュニティの発展へとつなげるためには、国家、地域、郡といったレベルの様々な政府機関や金融機関の相互協力が必要とされる。中でも池田氏は、地域基盤の草の根NGO/NPOや、協力者、そして移民団体によって実践されている社会的企業活動の役割に注目し、そのような活動は移民の持つ経済的及び社会的資源を引き寄せるだけでなく、雇用の創出や地域産業の活性化、そして他の地方自治体や関心を持つ団体とのネットワーク形成にも貢献しうると見る。そのために、パブリックセクターとプライベートセクターとの協力を通じた企業活動の支援と、移民の再統合を促すためのプログラムが求められていると述べた。

 

次にウヤル氏は、国際的な人の移動と切り離すことのできない「人間の安全保障(human security)」の問題を取り上げ、なぜ人の国際移動に関する国際的なレジームとナショナルな入国管理の実践は地域によって異なりを見せ、そしてそのことが自由な移動の権利や基本的な生活水準の保障といった移民にとっての「人間の安全保障」にどのように影響するのかについて理論的に考察をした。ウヤル氏によると、「人間の安全保障」は、冷戦後の国際社会のなかで急激に変化を重ねながら広まった概念であり、人の国際移動への関心の高まりや、共同体や国家といった様々なレベルの安全保障への関心と、相互作用的に発展してきた考え方である。労働のための移動、紛争や環境変化による難民化、非正規での移動、家族統合での移動や移動先からの帰国というように、人の移動の多様化にともなって様々な問題が「人間の安全保障」の視角へと組み込まれてきた。そしてウヤル氏は、このように変化する人間の安全保障の視角に応じて、人の国際移動の調整に関する新たな規範と実践が求められていると論じた。
 

1班3回研究会1.JPG1班3回研究会2.JPG

 

1班3回研究会3.JPGのサムネール画像

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