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3班の活動

第3班2011年度第5回研究会を開催しました。

3班の活動
2012/04/18

第3班 2011年度第5回研究会

アフラシア多文化社会研究センターならびに国際社会文化研究所共催研究会

 

 日時:2012年1月27日(金) 10:00~12:00

 場所:龍谷大学 瀬田学舎 4号館 216教室

「様々な共生についての批判的研究会」 (権代表)は国際社会文化研究所の研究助成を得て、2010年度以来研究会を開催している。同研究会では「共生」概念についての多面的検討を実施してきた。2011年度は多文化共生をめざす教育についても検討を行ってきた。

このことを踏まえて、国際文化学部の教員が多く参加するアフラシア研究プロジェクトと国際社会文化研究所による共催研究会を開催し、国際化時代、グローバル化時代における異文化理解教育、多文化教育の意義と問題について検討した。

 

  報告1:  権 五定(龍谷大学教授) 

      テーマ: 教育学による「共生」概念のとらえから:地球市民教育や異文化理解教育 のとりくみから

 

  報告2: ウィリアム・ブラドリー(龍谷大学教授)

      テーマ: "Multiculturalism and International Education"

 

  報告3: 清水 耕介(龍谷大学教授)

      テーマ: “International Relations and English Language”

 

    司会: 斎藤 文彦(龍谷大学教授)

 

概要:

 

権五定氏は多文化教育実践の論理として、元暁(617~686)という僧の「和諍(わそう)」思想を紹介した。この思想の中で特徴的な正智・偏智・無碍智の三つの捉え方から、決して弁証法的ではない循環的なスパイラルとして多様性を捉えた際に、多文化主義の教育理念が示されることを指摘した。実際に泗川初等学校の多文化教育課程を紹介し、外国人労働者やその家庭に対する異文化理解に向けた活動内容を紹介した。

清水耕介氏は国際関係学の中で従来あまり議論されてこなかった国際関係と言語との関係について報告を行った。現在の国際関係論者のほとんどは英語を使用しているにも関わらず、なぜ国際関係論を英語で論じるのかについての研究は成されていない。実際にはローカルとグローバルとの間で英語の多様化が進んでおり、一様ではない様々なローカル英語がある一方で、それらを容認せず、ナショナルな言語として英語を統一する力が働いていることも指摘した。こうした状況は ‘heterogeneous homogeneity’ という言葉で説明されるように、英語自体の異質性を均質化する力が働いているとした。例えばnativeとnon-.nativeを分けて、アメリカやイギリスを中心とする英語を主流とする傾向などが見受けられる。こうした英語の政治学についても今後研究する必要があると主張した。

ウィリアム・ブラドリー氏は、日本は未だかつて多文化的状況にないことを指摘し、外国人への社会的評価・市民権の容認・マイノリティの言語という3つのカテゴリーの配慮が欠如しているとした。その上で、国際理解教育や多文化主義教育をどのように浸透させるべきかについて提案がなされた。アメリカの公民権運動に端を発する多文化主義の歴史的な課程、或いは概念的な問題を紹介しつつ、多文化主義における統合の問題を批判的に検証した。他方、コスモポリタンな理念としても多文化主義が理解されていることについて、会場では積極的な議論が成された。

 

第3班第5回研究会①.jpg

 

第3班第5回研究会②.jpg

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