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1班の活動

第1回国際ワークショップを開催しました。

1班の活動
2012/03/18

Boğaziçi University-Ryukoku University Afrasian Research Centre

The First International Workshop

 

Policy Dialogue and Governance of Migration:

Comparative Cases from Europe and Asia-Pacific

March 2-3, 2012

Boğaziçi University Rector’s Conference Hall

 

2012年3月2日と3日、トルコのボアジチ大学においてアフラシア多文化社会研究センターとボアジチ大学共催による国際ワークショップが開かれた。この共同ワークショップは、ヨーロッパとアジア太平洋地域における国際移民研究の成果を共有し、そこから共同研究の可能性を探ることを目的としていた。

 

オープニングではKemal Kirişci氏がトルコに来る移民の近年の傾向と政府の移民政策について報告を行い、Selçuk Esenbel氏は日本に在住したタタール移民の歴史的事例を紹介して戦前の日本とイスラム教徒との関係を議論した。李洙任氏とマリア・レイナルース・D・カルロス氏は移民の送出国から受入国へと変遷した日本において、移民の経験や彼らが直面する様々な問題を概観した。

 

続く二つのセッションでは、ヨーロッパとアジア太平洋地域における移民のガバナンスについて七人の研究者が報告を行った。Zeynep Kadirbeyoğlu氏とDilek Çınar氏はEUとトルコそれぞれの市民権政策の変遷と現在の問題について報告した。浅川晃広氏は19世紀末以来の日本における帰化の歴史的事例を紹介し、朴伸次氏は韓国とフィリピンの二重国籍政策について検討した。Habibul Khondker氏はUAEにおけるバングラデシュ移民労働者の事例研究から、出稼ぎ労働者の社会生活が多面的なものであると論じた。松島泰勝氏はグァ​ムにおける労働者と軍人の移民を取り上げ、それに関連して生じる様々な問題について検討した。そしてMine Eder氏は、近年強まりつつある保守的・イスラム主義的なジェンダー規範のような、女性の移民労働者がトルコにおいて経験する新たな形態の脆弱性について報告を行った。

 

その後の総合討論では、Ahmet İçduygu氏は移民研究の分野にみられるヨーロッパ中心的・二分法的な分析様式の再検討といった理論的、方法論的な議論の必要性を強調し、Nermin Abadan-Unat氏は今後の研究課題になりうる様々なアジェンダを提案して、多文化主義についての政府の認識と移民の現実の経験との間にはズレがあるため、ヨーロッパでの多文化主義政策の問題は慎重に検討と議論を重ねる必要があると述べた。

 

今回の国際ワークショップは欧州とアジア太平洋地域という二つの地域で蓄積された移民研究の成果を共有し、今後の共同研究の可能性を探るために有益かつ貴重な機会となった。アフラシア多文化社会研究センターとボアジチ大学はともに、また新たな機会を持つことで移民のガバナンスに関する今回の議論を継続することを話し合った。

 

26. Workshop 2.JPG27. Workshop 3.JPG

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